渓谷の中ほどにある不動の滝は８００年前、興教大師が満願寺別院を開創した時に湧出したとされる清泉です。古来「水垢離」「水行」の場として知られており、滝の水は霊水として信仰されています。
東京２３区内唯一の自然渓谷です。等々力の地名は、渓谷内の「不動の滝」の音が響き渡り「轟いた」ところからついた、との言い伝えがあります。

■一言地蔵尊
日本三体地蔵の一つです。講堂に安置されており一言祈願すると願いが叶うといわれています。
1木で3体の地蔵尊

■不動の滝
昔から多くの修行僧がここを目指しました。滝は雄滝、雌滝二匹の龍の口から水がでています。

■等々力不動尊
不動の滝の脇にある、そびえ立つ険しい階段を、登りきったところにあるのが『等々力不動尊』です。
真言宗の高僧・興教大師が、夢のお告げに導かれてたどり着き、不動尊を安置したのが始まりといわれています。関東三十六不動霊場の一つで、巡礼者も数多く訪れ、様々な願い事を叶えてくれるお不動様として親しまれていますが、特に真言宗の開祖・弘法大師の才能にあやかって、学業成就、芸事上達のご利益があるそうです。

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