西浦山 無量寺(むりょうじ)
通称 ガン封じ寺と呼ばれています。
貞観元年(859)真雅僧正の開創した古刹で、村上天皇の「946-968」御宇、天皇の大伯尼公は都の繁華を嫌い江山勝概の地に寺院を建てて、その処に閑居を望まれました。
その後、開山上人が全国行脚で当地を訪れ絶景の三ケ根山中で荒修行をしておられると不思議な事に突然日不動明王が眼前にお立ちになり『この山裾三丁南、海岸より三丁北の丘は正しく密教相応の霊地なり。庵を結びて厄除け誓願の我が不動像を刻し衆生済度に精進すべし必ず諸人の苦患を救うなり』と、感得されたのです。有難さのあまり簸れ伏すこと、暫しやがて近く霊光輝く大木に念力一心を込めて尊像を御刻みし瑞雲たなびく現在のこの地に堂宇を建立したのが寺の始まりとされています。
●千仏洞めぐり
中国の敦煌・洛陽・蘭州の石窟寺院をモデルにしたもので、ほの暗い通路の壁面に千体の竜門石仏を配置し、奥には大きな大日如来坐像や岩屋不動が安置してあります。
●ガン封じ堂
絵馬に絵かがかれた人のガンを封じて欲しい個所を黒く塗って奉納します。
ご利益 | ガン封じ・病気平癒・厄除け |
ご祭神 | 不動明王 |
ポイント | 千仏洞めぐり、ガン封じ堂 |
所在地 | 愛知県蒲郡市西浦町日中304 0533-57-3865 |
アクセス | 名鉄西浦駅から徒歩 |