頭之宮四方神社(こうべのみやよもうじんじゃ)
日本で唯一の「頭之宮」と名乗る神社となり、頭に関する諸祈願に御神徳のある神社として人々の信仰を集めています。
昔、唐子川の上流の山の上に、唐橋中将光盛卿は住んでいましたが亡くなってしまいました。
いつしか時は流れ、ある日の事、唐子川で遊んでいた子ども達が、1つの髑髏(ドクロ)を見つけました。。無邪気な子ども達は髑髏を川面に浮かべ、恐れもなく遊んでいたのですが、通りがかった老人が「不浄なり」と髑髏を捨てさせてしまいました。
すると、老人は突如神がかりし、村人に「私は唐橋中将光盛である。子ども達と楽しく遊んでいたのに、髑髏を不浄と言って妨げるとは何事か」「私の髑髏をこの地に祀るならば、万民に幸福を与え、永く守護する」と話ました。村人はこのご神託を恐れ敬い、神託のままに神殿を造営し髑髏をお祀りしました。
1191年(建久2年)に頭部之宮と称しましたが、1708年(宝永5年)に四方神社と改称。その後、頭之宮四方神社となり現在に至っています。
●頭之水(知恵の水)
本殿近くにある御神水「頭之水」は古くから”知恵の水”として知られ、飲めば内より罪、穢れ、厄を祓って活力が与えられ、体につければ外から清められるという霊験あらたかな水です。
特に2月の節分に空の一升瓶(”一生”の意)にこの水を汲み、9日間にわたって「厄(8・9)と苦(9)」を飲み干すことで、厄を祓い福を招くことができるといわれています。
●頭之石(お頭さん)
この石で頭や顔、肩や腕、お腹などを祈りを込めて撫でると、パワーをいただけるそうです。
●御滝さん
神社脇を流れる唐子川の向こう側にある滝で、鳥居を通してこの滝に拝礼すると、滝行をしたのと同じような効果が得られるそうです。
ご利益 | 学業・合格祈願・諸願成就・病気平癒 |
ご祭神 | 唐橋中将光盛卿(からはしちゅうじょうみつもりきょう) 第五十代 桓武天皇の末裔 唐橋中将光盛卿 |
ポイント | 頭之水(知恵の水)、頭之石(お頭さん)、御滝さん |
所在地 | 三重県度会郡大紀町大内山3314-2 0598-72-2316 http://www.koubenomiya.or.jp/ |
アクセス | ・三重交通南紀特急バス大内山下車北へ徒歩10分 ・JR紀勢本線 大内山駅から800m、徒歩10分。 |