結神社(むすぶじんじゃ)

結神社の創建は、第80代高倉天皇の御代、嘉応年間(1169年)と伝えられ、以前の地名である”結村(むすぶむら)”は、この結神社の御祭神の名に含まれる「むすび」に由来しています。
昔から「むすび」すなわち「生産の神」、「縁結びの神」、「和合円満の神」として崇敬され、
1277年(建治3年)には、十六夜日記の作者・阿佛尼が京の都から鎌倉へ行く途中に結神社を訪れ、「守れただ 契りむすぶの神ならば とけぬ恨に われ迷はさで」と和歌を詠み祈願したといわれています。

●結神社の伝説
・織田信長
天正3年(1575)信長翌天正3年、長篠の合戦、越前の一向宗を撃つ前に、この結神社に7日間の戦勝祈願をしました。その後天下を取ることになった縁起のよい神社です。

・照手姫
照手姫が小栗判官との結婚を父親に反対され引き離されてしまいます。どうしても恋人に会いたい照手姫が「判官に再会したい」と結神社に祈願し結ばれました。

●十一面観音
照手姫が結大明神に納めた黄金の守り本尊を頭上にいただく十一面観音が祀られており、縁結びと安産に御利益があるといわれています。

ご利益 縁結び、安産、必勝
ご祭神 天御中主尊(あめのみなかぬしのみこと)
高御産霊尊(たかみむすびのみこと)
神御産霊尊(かみむずびのみこと)
猿田彦命(さるたひこのみこと)
ポイント 十一面観音
所在地 岐阜県安八郡安八町西結   安八町役場 観光課0584-64-3111
アクセス 名神高速道路岐阜羽島ICから車で20分.