金刀比羅宮(ことひらぐう)
古くから「さぬきのこんぴらさん」の愛称で親しまれています。金刀比羅宮の参道の石段は合わせて1,368段で、 参道の周囲には灯籠や玉垣、鳥居などの見所が多く点在しています
「玉藻集(たまもしゅう)」、「讃州府志(さんしゅうふし)」 に、それぞれ「この山の鎮座已(すで)に三千年に向(ちか)づく」と書かれてあります。
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■こんぴら狗
江戸時代、神社仏閣のなかでも、「お伊勢参り」「丸金か京六か」と言われ、三重の伊勢神宮、讃岐の金毘羅大権現(金刀比羅宮)と、京都六条の東西本願寺への参拝は旅も人生の一大イベントでした。
当時、これらの社寺への参拝の旅は大変なことで、当人に代わって旅慣れた人が代理で参拝に行く「代参」があり、これには人だけではなく飼い犬も勤めたそうです。
「こんぴら参り」と記した袋に飼い主を記した木札、初穂料、道中の食費などを入れ、首にかけた犬が、旅人から旅人へと連れられ、街道筋の人々に世話をされ、目的地にたどり着きました。そしてお宮では御守札相当の金額を袋の中から納めさせ、御守札を大切に包装して犬の首にかけ飼い主の元に帰し、犬は再び旅人の世話になりながら、無事に飼い主の元に戻りました。
そしてこの「こんぴら参り」の代参をした犬は、特に「こんぴら狗」と呼ばれたのです。
ご利益 | 海上安全、国の繁栄、農漁業、医療、勝負事 |
ご祭神 | 大物主神 崇徳上皇 |
ポイント | こんぴら狗 |
所在地 | 香川県仲多度津郡琴平町 TEL:0877-75-2121 http://www.konpira.or.jp/ |
アクセス | 電車:新幹線岡山駅下車、特急「南風」乗り換え「琴平」で下車、徒歩8分 |