桜天神社(さくらてんじんしゃ)
名古屋三大天満宮
織田信長の父・信秀が北野天満宮から菅原道真の木像を勧請し、那古野城に設けた祠に奉ったのが始まりとされます。
1538年(天文7年)に現在地に御遷座されました。昔、この場所は桜の名所で多くの桜の大樹があった事から「櫻天満宮」「桜天神」と呼ばれていました。名古屋城築上の際には加藤清正がこの地に本陣を構えて指揮を取り、その際、桜の木の下に井戸を掘って愛飲したといわれる「天神の井戸」もあります。 残念ながら桜の大樹は万治3年(1660年)の大火で焼失しましたが桜天神の名前は残りました。
●願の水の牛
牛に自分の年の数だけ柄杓で水をかけてお願い事をすれば、その願いが叶うといわれています。 また、この水で字を書くと上手に書けるといわれています。
【年の数え方】
10歳未満はその数だけ、10歳以上の場合は10年を1歳とし、それに一の位の数を加えます。
・例1:0歳~9歳…年齢の数だけ
・例2:10歳…1杯、20歳…2杯、30歳…3杯、40歳…4杯
・例3:16歳…7杯、26歳…8杯
ご利益 | 学業・合格祈願・願掛け |
ご祭神 | 菅原道真公 日本の平安時代の学者、漢詩人、政治家ですぐれた才覚の持ち主でした。宇多天皇に重用され昇進し続けて、醍醐天皇の時には右大臣にまで昇つめましたが、左大臣藤原時平に陥れられ、大宰府へ権帥として左遷されてしまい現地で亡くなってしまいました。死後、京都に天変地異が多発したことから、朝廷に祟りをなしたとされ、天満天神として祀られ、信仰の対象となりました。 |
ポイント | 願いの水の牛 |
所在地 | 愛知県名古屋市中区錦二丁目2-4-6 052-231-4879 |
アクセス | 地下鉄・鶴舞線/桜通線「丸の内駅」下車 徒歩3分 |