恋の水神社(こいのみずじんじゃ)
『延命の神水』として万病にご利益のある神水として、有名でしたが、「桜姫の悲恋物語」から縁結びの神様としても有名になりました。
昔、允恭天皇が大和国三輪山の大神のお告げによって、東の方に『延命の神水』があることを知り、藤原仲興を熱田神宮にさしむけ探しました。
しかし、熱田神宮の宮司もその神水について知らなかったため、熱田神宮の神に祈ったところ、「ここより南に10里(約40キロ)のところにある」というお告げを受け、やっとのことで神の水を発見しました。
藤原仲興が村人に土地の名前をきいたところ、誰もが「知らない」と答えたため、藤原仲興は、その土地を「知らぬ沢」と名付け、「尾張なる野間の知らぬ沢踏みわけて君が恋しき水を汲むかな」と歌を詠みました。
以後、この泉は「恋の水」と呼ばれるようになり、多くの伝説がうまれました。
伝説1 | 天平3年(732年)の9月には、聖武天皇の皇后さまの病を治すために、玄坊僧正を使者としてこの水を持ち帰らせたところ、皇后さまの病気が快癒された。 |
伝説2 | 病気にかかった少名彦命(医学の神)がここの水を飲んで快癒した。 |
伝説3 | 平安時代の貴族の娘「桜姫」が恋人の病を治そうとこの地を訪れ、水の場所を尋ねますが貴族を嫌っていた土地の住人に「まだ半分」と騙され、ショックで力尽き、息絶えてしまいました。 (縁結びの神様の由来) |
正しい参拝方法
1. 社務所で参拝用の紙コップを購入し、そのコップに願い事を書き入れます。
2. 拝殿前の「恋の水」をひしゃくですくい、コップの半分までそそぎ入れます。
3. 神棚にコップをお供えしてから、鈴を鳴らし、賽銭を奉納して、二礼二拍手一礼します。
ご利益 | 縁結び、諸病平癒 |
ご祭神 | 美都波能女命(みとはのめのみこと) |
ポイント | 神水「恋の水(延命の神水)」 |
所在地 | 愛知県知多郡美浜町大字奥田字白沢92-91 0569-87-2441 |
アクセス | 名鉄「知多奥田」駅から徒歩15分 |