萱津神社(かやづじんじゃ)

日本武尊が東征の途中に参拝したと伝えられる古社で、古くは、「草ノ社(かやのやしろ)」、「種の社(くさのやしろ)」、「阿波手の社(あわでのやしろ)」とも呼ばれていたそうです。また『漬け物の祖神』とされています。
『漬け物の祖神』
また、昔この付近一帯は海岸に面しており、神前の供物が腐敗するのを惜しんだ人々が、社殿の傍らにカメを置き、その中に供物(野菜や塩)を入れたところ、ほどよい塩漬けができたのだそうです。
味が変わらないことから当時の人々は「神からの贈り物」として万病をなおす御守としたのが漬物の始まりです。

●連理の榊(れんりのさかき)
この木の葉を借りて祈ると願いはすべて成就し、良縁に恵まれるといわれています。雌雄2本の榊が地上2メートルのところで連理となった榊の木で、現在は枯れて、社の中にお祀りされています。
平安初期、第57代陽成天皇にこの連理の榊を献上すると、めでたく皇后さまを迎えら、皇子さまもお生まれになったと伝えられています。

●漬物石
漬物石を3度撫でると、諸病平癒、厄除け、漬け物上手になるといわれています。

ご利益 縁結び、諸病平癒、厄除け、漬け物上手になる
ご祭神 鹿屋野比売神(かやぬひめのかみ)
ポイント 御神木「連理の榊(れんりのさかき)」 、漬物石
所在地 愛知県海部郡甚目寺町上萱津字車屋19  052-444-3019
アクセス 名鉄名古屋本線・津島線須ヶ口駅より南西へ徒歩15分